── 序章:嵐の前夜
緑深い竹林に囲まれた小さな村「翠竹の里」。そこに、鍛冶師の息子として生まれた少年・晃(アキラ)は、日々剣の修行に励んでいた。村では代々、「光の英雄が現れる日まで、古剣を守れ」という言い伝えが受け継がれていた。
ある嵐の夜。激しい雷雨の中、空に一筋の光が走り、晃の家の庭に何かが落下した。近づいてみると、そこには淡い金色に輝く水晶の玉があった。玉に触れた瞬間、晃の意識に古代の映像が流れ込む。
翠竹の里の竹林に佇む古代の祠。英雄の誕生を見守ってきた神聖な場所。
「天道の書に記された、八英雄の一人よ。汝の名は光の意志を持つ者。今こそ眠りより目覚め、宿命の旅へと歩み出せ。」
── 第一景:竹林の賢者
翌朝、晃は水晶玉に導かれるように深い竹林の奥へと入っていった。そこで彼が出会ったのは、白髪の老人・鶴仙人だった。仙人は晃の来訪を既に知っており、静かに茶を点てながら語り始めた。
「三百年前、虚無神が封印された時、八つの神器もまた各地に散らばった。今、その封印が緩み始めている。お前には神器の一つ、光の心を感じ取る力がある。」
深い森の中を進む英雄。古代の霊気が充満する神秘の道。
── 第二景:仲間との出会い
鶴仙人の庵を辞した晃は、帰り道で弓を持った少女・雪(ユキ)と出会う。彼女は東の森の精霊族の出身で、山賊に追われていた。晃が山賊を打ち払い、二人は言葉を交わす。
「私も宿命に呼ばれた者。弓の精霊・白鷹が私にそう告げた。」と雪は静かに言った。こうして、最初の仲間が揃った瞬間、空に金色の紋様が輝き、英雄の旅が正式に幕を開けた。
「一人では見えなかった地平も、二つの目で見れば倍になる。真の旅は、仲間と共に歩む道だ。」
— 鶴仙人の教え